化学熱傷

2011-08-27 :  理科部 部活
化学
大変ダ。
「e-radio」に続いて、「FM青森」も陥落。
心配していた「薬事法」もその日が来た。
そして、「化学」が再び。

有名(?)な、名言?迷言?流行語?
「1位じゃなきゃだめなんですか?2位じゃ駄目なんですか?」
そう、その通り。ダメなんです。


で、気を取り直して、・・・・・

最近こんな事件があった。

YOMIURI ONLINE(読売新聞)のニュース:「塩酸浴び2作業員死亡
  船橋の鉄鋼会社 タンク踏み抜く
    24日午前9時35分頃、船橋市西浦の鉄鋼会社「日鉄住金鋼板」船橋製造所で、
  塩酸タンク(高さ約5メートル、直径約3メートル)に上って作業をしていた
  男性作業員2人がタンク内に転落、全身やけどを負い、まもなく死亡した。
  船橋署は、2人が何らかの理由でタンクに上り、上部を踏み抜いて転落、
  内部にあった塩酸を浴びたとみて調べている。
    同社などによると、亡くなったのは、同社の孫請け会社で、工場設備会社
  「ミヤコ樹脂工業」(埼玉県吉川市)社員で、埼玉県三郷市番匠免の
  鈴木元治さん(42)と、同県吉川市半割の後藤哲也さん(43)。
    2人は、高さ約10メートルのやぐらの上に置かれていた別の塩酸タンクを、
  クレーンを使って地上に設置しなおすための配管工事を担当していた。
    2人が転落したのは作業予定にあったのとは別のタンク。
  繊維強化プラスチック(FRP)製で10年以上前に設置され、損傷などはなかった。
  内部の容量は約10トンあり、加工前に鋼板のサビを落とす高濃度の
  塩酸約7トンが入っていた。
・・・・・
ラジオを聞くなら、FM青森、e-radioでしょうか?
「全身やけど」で死亡

ウィキペディアの「熱傷」には、
  熱傷(ねっしょう)とは、お湯や油などの熱・化学薬品・放射線などが原因で
  生じる体表組織(主に皮膚)の局所的損傷。通称は火傷(やけど)。
とあり、
 1 分類
  1.1 温熱熱傷
   温熱熱傷(thermal injury,thermal burn) とは、熱湯、火焔、蒸気などの
   熱による損傷。人間の皮膚は45℃以上の温度で熱傷になる。
   45℃の場合1時間、70℃の場合1秒で組織の破壊が始まる。
  1.2 化学熱傷・化学損傷
   化学熱傷(chemical burn)・化学損傷(chemical injury)は、薬傷とも称され、
   酸、アルカリなどの化学薬品による損傷。数時間にわたって徐々に組織が
   壊疽(gangrene)するのが特徴。
     人体を含め多細胞生物の細胞はごく限られた環境でしか生存できないので、
   化学物質に晒されて体表の細胞の機能が損なわれると結果として熱傷と同じ
   状況になる。粘膜以外の皮膚表面では角質層に覆われている為、付着した量や
   角質層に対する透過性の差が化学的腐食の強度の差として現れる。
  1.3 電撃傷
  1.4 放射線熱傷
・・・・・

上記の事故は、塩酸タンクに落ちて、全身に塩酸を浴びた。
普通(?)のやけど=熱傷 の上を行く「化学熱傷」だった。

「化学熱傷」とは?
野球選手なら阪神の小嶋達也と福原忍ダ! 甲斐田ゆき、矢作紗友里は、大好き?
帝京大学救命救急センター
Trauma and Critical Care Center,
Teikyo University, School of Medicine
鈴木 宏昌ドクターのページから(無断で)引用します。
化学(損傷)熱傷 (chemical injury/burn)
です。

  【化学熱傷の頻度】
   正確な統計がなくて不明。厚生省人口動態統計からすると
  「薬用を主としない物質の毒作用(N.980-989)」による死亡は年間3429人(1989)で
  皮膚に傷害を及ぼす可能性のある薬物では68人である。(服用か吸収か不明)

  【原因物質の分類と作用機序】
   傷害の程度が 1)濃度、2)量、3)接触時間、4)温度、に依存する
  一次刺激物質(primary irritant)は次のように分類される。
  作用機序は、基本的には化学的作用による蛋白凝固壊死である。
  1.酸(塩酸、硫酸、硝酸、フッ化水素酸、燐酸、など)
    蛋白質と結合しacid-albuminateを作る。要するに蛋白凝固壊死を起こすが、
    酸は吸水性があり水分を吸収し固い乾性壊死組織となる。
    最も刺激作用の強いのはフッ化水素で深部組織まで壊死となる。
    (塩酸→灰白色:漂白作用)
    (硝酸→黄色:キサントプロテイン反応)
    (硫酸→黒褐色:炭化作用)
  2.アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、など)
   a.吸水作用:細胞内脱水となる
   b.鹸化作用:脂肪変性起こし、反応熱を生じる
   c.Alkaline proteinate形成:
     蛋白と反応しalkaline proteinateを形成。
     可溶性OH-イオンを含み深部組織に反応が拡大し深部組織に達する
     高濃度(pH>11.5)では接触数分後に刺激感じるが、低濃度では麻酔作用が
     先行し数時間後まで刺激を感ぜず治療が遅れる。
  3.腐食性芳香族(フェノール、フェニルヒドロキシアミン、
     フェニルヒドラジンなど)
    蛋白の凝固壊死。種類により酸あるいはアルカリとして作用。
  4.脂肪族化合物(ホルムアルデヒド、イソシアネート、酸化エチレン、
     エチレンイミン、三塩化酢酸、など)
    脱脂作用と蛋白変性作用。
  5.金属及びその化合物(ナトリウム、酸化カルシウム、塩化亜鉛、四塩化チタニウム、
     炭酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、ベリリウム塩、バリウム塩、
      マグネシウム、水銀及びその化合物、など)
   a.水と反応、強酸と反応熱を発生:
     2Na + 2H2O → 2NaOH + H2
     CaO + H2O → Ca(OH)2
     TiCl4 + H2O → Ti(OH)Cl3 + HCl (強酸・高熱)
   b.水溶液が酸・アルカリ:
     Ba(NO3)2 → Ba++ + 2NO3-
     Na2CO3 → 2Na+ + CO3--
   c.H2ガスを発生:
     2Mg + 2H2O → 2MgOH + H2
  6.非金属及びその化合物(燐、燐化合物、硫化水素、塩化硫黄、二酸化硫黄、
     過塩素酸、フッ素化合物、四塩化炭素、臭素、など)
    反応性に富み、酸化して自身は強酸となる。

  【化学熱傷の特徴】
  損傷の持続時間:
   高熱による熱傷では接触開始とともに破壊が始まり、除去されると停止するが、
   化学熱傷では化学反応とともに進行し、除去されても内部に浸透した薬物が
   不活化されるまで進行する。
  ・・・・・

酸(塩酸、硫酸、硝酸、フッ化水素酸、燐酸、など)を浴びたら、
「蛋白凝固壊死」を起こし、重傷になると死に至る?


と云うことで、今日の 化学部活動 は終了。   

オ ソ マ ツ で し た。   <(_ _)>


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こんばんは

昨年国の仕分けで一位でないといけないのかが話題になった事を思い出しましたよ
それにしても毎日の努力に尊敬しています

喜サンタ さんへ

いらっしゃいませ。
そう、1位じゃなきゃダメなんです。

今後とも、宜しくお願い致します。
おきてがみ/blogram
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